多様な大人と出会う

多様な大人と出会う

CFAでは、「こどもたちが多様な大人と関わること」をとても大切にしています。それは、放課後の時間が、こどもたちにとってただの預かりではなく、学びや成長、そして未来につながる大切な時間だと考えているからです。

今年度、ある校舎には新しく2名のファミメン(=CFAで活動する学生ボランティアさん)が加わり、合計4名のファミメンが曜日ごとにこどもたちと関わってくれています。昨年度から継続して来てくれているファミメンもいて、こどもたちは「次はいつ来るのかな?」と、まるで家族のように心待ちにする姿も見られます。

今週は一緒に外あそびに行くと、何人かの子たちは、ファミメンの学生たちに「一緒にあそぼう~」と声をかけて、一緒に公園に生えているシロツメクサを採ったり、落ちている植物のたねを拾ったりと、ゆったりのんびりを過ごす様子が見られました。一緒に時間を過ごすことで、こどもたちからは「また来てね~」という声もあり、何気ないやりとりの中に、こどもたちの嬉しい気持ちや安心感がしっかりと育まれているのを感じます。そして、ファミメンからも「こどもたちの発想や感性に感動しました」と感想もあって、こどもたちだけではなくファミメンの心も動かしており、一方通行ではなく、こどもたちと大人の間に、温かい相互関係が築かれていることがとても嬉しく思います。

ファミメンは、リーダーとはまた違った立ち位置で、こどもたちに優しく寄り添ってくれる存在です。時には全力であそびに付き合い、時には静かに話を聞いてくれる、そんな”唯一無二の大人”との関わりは、こどもたちの心に大きな影響を与えています。

CFAでは、これからもこどもたちの「今の幸福感」と「未来のしあわせ」を育むために、日常の中に豊かな出会いの場をつくっていきたいと願っています。

そして、こどもたちが日々の放課後の生活が豊かに、そして充実したものになるよう、これからも多様な大人を関わる機会を作っていきたいと思います。