『小さなきっかけから生まれる遊び』

『小さなきっかけから生まれる遊び』

どもたちは毎日のように新しい遊びを生み出したり、発展させながら過ごしています。ある校舎では毎日”今日はなんの日”を調べており、10月3日が”アンパンマンの日”であることを知ったこどもたち。そこから、アンパンマンごっこが始まりました。ドキンちゃんは食パンマンを追いかける専門と、役割に縛りを設けてみるなど、ただ模倣するだけではなく、ひとひねりしているのが、小学生らしい遊び方です。別の日には、こどもがリーダー(職員)に果し状を渡したところから、ミニトマト団vsちょいゴリラ団の決戦という遊びに発展しました。やりとりをしながら、こどもたちの発想と大人からの視点を入れた遊び方が広がっていきました。


主体的な遊びとは本来目的がなく、自分が楽しいから遊ぶという、こどもたちの内発的な気持ちから生まれるものです。私たちは、こどもたちのあそびを主導する立場ではなく、ちょっとしたきっかけや、こんなのもあるよとエッセンスを添える役割としてその場を一緒に過ごして行けたらと考えています。