『サバイバル!~ブランコの安全について考えよう~』
先週は各校舎で、CFA独自のプログラム「サバイバル」を行いました。地震や災害、水難、不審者、ウイルスなど、身の周りで起こりうる不慮の出来事から、こどもたちが自分の命を自分で守れるように行っているプログラムです。今回は「ブランコの事故に気をつけよう」という、こどもたちにとって非常に身近なテーマについて一緒に考えました。
ブランコの2人乗りが話題にあがった時は「え!別に普通じゃん!」と驚いていたこどもたち。確かに、公園へ行けば、ブランコで2人乗りをしている光景はよく見られます。しかし、2人乗りは、一緒にこいでもらうことで自分の力の限界以上のレベルで遊べてしまうという特徴があります。普通、遊びの中で「恐怖」を感じれば、自分で遊び方を加減したりやめたりできますが、ブランコは急には止まれません。身体の大きい子は握力や経験があって大丈夫でも、小さい子にとっては危険であるという場面もあります。そこで、身体の大きさを基準にした遊び方の目安をこどもたちと一緒に確認しました。
最初は「なんでブランコ?」と疑問を持っていたこどもたち。しかし、まだ力の弱いこどもだからこそ起こる事故や怪我であることを学んでいくと、「あ~なるほど、たしかに。」と危険性に気づくことができました。
最初は「なんでブランコ?」と疑問を持っていたこどもたち。しかし、まだ力の弱いこどもだからこそ起こる事故や怪我であることを学んでいくと、「あ~なるほど、たしかに。」と危険性に気づくことができました。
大人から見て「少しでも危険なら禁止!」となってしまっては、こどもたちのあそびはどんどん肩身の狭いものになってしまいます。大切なことは、こどもたちが自分も相手も尊重しながらあそぶこと。ブランコで言えば、自分や相手の楽しい気持ちだけでなく、自分や相手の恐怖にも気を回すことです。楽しさの裏にひそむ危険性を知り、こどもたち一人ひとりが自分の身を守れるようになっていってほしいなと考えています。