PSP「境界線」
今月のPSPでは「境界線」をみんなで学びました。
「境界線」は人によって感じ方や、捉え方が違うということをこどもたちに知ってもらうプログラムでした。
まず初めに人にはそれぞれ、違うところがある。ということを知ってもらいました。
『食べ物』『遊び(鬼ごっこなど)』を好きか?嫌いか?または苦手か?の中から「自分はこれだ!」というものを選んでもらいます。
それぞれ苦手なこと、得意なこと、好きなこと、嫌なこと、人によって違うことをみんなでワークとして取り組みます。楽しみながら積極的に手を上げてくれていて、皆ステキでした。
続いて女の子2人に協力してもらい、みんなの前で「ねぇねぇ」と同じ強さで肩をトントンしました。
すると1人の女の子は「なに〜?」と言っていたのですが、もう1人の女の子は「痛い」と言いました。
これも人によって感じ方が違う部分です。
自分は平気なことでも相手は嫌なことかもしれないと知ってもらうことで、目には見えない境界線を感じてもらいました。
最後に『かねこみすゞ』さんの詩をこどもたちに伝えました。
「私が両手を広げても お空はちっとも飛べないが、飛べる小鳥は私のように地面を速くは走れない。私が体をゆすっても、きれいな音は出ないけど、あの鳴る鈴は私のように たくさんの唄をしらないよ 鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい」
今回はみんなにこの詩のように一人一人の違いを知ってもらいました。
違いを認知することで「相手はどう思うかな?」人との境界線を意識することができるので、違いを中心にしたワークを行いみんなで楽しく学ぶことができたと思います。
これからも、こどもたちの学びの様子などをお届けしていきます。