サバイバル「連れ去りから身を守ろう」

サバイバル「連れ去りから身を守ろう」

サバイバルは自分の身は自分で守れるようになってもらうプログラム。


9月は「いのちをたいせつにしよう」ということで、小さい生き物にも命があることを改めて伝えます。


「昆虫などの生き物を死なせてしまったことってある?」の質問には「虫を捕まえようとして潰してしまったことがある。」「飼うつもりだった虫を飼えなくなって死なせてしまった。」などたくさん発言をしてくれました。



そこで、1mmの穴が空いている黒い紙を配りました。

実は人の命の始まりである受精卵は1mm程度ということで、お母さんのおなかの中での1番小さかった時のことを知ってもらいました。
穴を覗き、「小さいね」と友達と話をしています。プログラム開始時、少し賑やかだったこどもたちが静かに集中した瞬間でした。






小さく始まった自分の命、今までたくさんの人に助けられ生きてきました。そんな大切な命を守っていくべく、今日は「連れ去り」について学びます。



「連れ去りって知ってる?」と聞くと1年生が「知らない人に連れていかれちゃうこと」としっかり答えてくれました。そして、より連れ去りについて知ってもらうため、ドラマを見ます。



ドラマは、「子犬を探しているんだけど」と優しそうなお兄さんに話しかけられた小学生の女の子が主人公。
子犬の写真を見せられて可愛かったし、悪い人には見えない雰囲気のお兄さんのため、子犬探しを手伝うことを承諾してしまいます。そして、空き家に連れていかれ、腕をつかまれ連れて行かれそうになったところ、暴れたことで逃げられた・・・というお話。





ドラマを見ながら怖くなって目を隠したり、「あ、ついて行っちゃった・・・」「ランドセルに防犯ブザーがついてないよ!」など様々な反応が見られており、全員が真剣でした。



見終わった後に「どんなところが危ないと思った?」と聞くと、「知らない人についていったところ」「優しそうでも実は怖い人もいると思った」などの意見がでました。



中には「怖くないもん。やっつけちゃう!!」と元気に答えてくれる男の子もいました。大人はみんなが思っている以上に力が強く、戦ったら絶対に負けてしまうから危ないということを伝えました。

それを聞いていた他の子は「すぐに逃げる!」「助けを呼ぶ!」と言った素敵な意見を出してくれていました。


自分のことを守るために強くなることはとても大切なことではありますが、無理はせずに避ける、逃げるということも大切だと知るいい機会だったと思います。



1mmに始まったみんなの命、これからまだまだ大きくなります。自分もそして仲間のことも大切にできる大人になってもらいたいですね。