ピースフルスクールプログラム「こわいというきもち」

ピースフルスクールプログラム「こわいというきもち」

今月のピースフルスクールプログラム(以下PSP)では「こわいという気持ち」について考えました。



まずは人には様々な感情があることを知る時間として「顔文字ゲーム」を行います。
2人1組になり、1人は感情を表す表情を、もう1人はそれを当てます。
悲しい・嬉しい・怒り・困る・・・など、それぞれ工夫して色々な表情をしていて、見ているこちらが楽しめる表情ばかりでした!



次はパペット劇で、友達に大事なボールを取られてしまった子と、取られた後に「どうしたの?」と声をかけてくれた子の劇を見ます。
劇を見て「ボールと取られちゃった子はどんな気持ちかな?」と聞き、みんなに答えてもらいました。



「イヤな気持ち」「悲しい」「なんで?って気持ち」・・・などたくさん出たあと、5年生の子が「持っていっちゃった子に対して怖いって気持ち」と答えてくれました。



そうなのです。ボールを取られてしまって悲しくて、悔しくて。でも怖くて「やめて」と言えなかったのです。


後半は「友達が怖いって思いをしている時、近くにいたらどうしてあげられる?」というテーマでグループワークを行いました。上級生を中心に話し合いがどんどん進んでいきます。どのチームも多くの意見が出ていて、こどもたちだけで話し合いをすることに慣れてきたことに嬉しくなりました。





「どうしたの?一緒に遊ぼう」
「これ、貸してあげようか?」
「先生に相談に行く?」
など優しさ溢れる声かけがたくさん出てきました。


困っている時、自分では言えないことってあると思います。
そんな時、気持ちを察してくれる仲間がいたら安心して過ごすことができますよね。


まもなく夏休み。多くの時間をCFAで過ごします。
助け合いながら、楽しい思い出を作っていきたいと思います。