ライフスキル「感情を伝える」

ライフスキル「感情を伝える」

今月のライフスキルのプログラムでは
「感情を知る」と題し、人には様々な感情がある
ことを知る時間を過ごしました。

「げんき」「うれしい」「つかれている」
「かなしい」「おこっている」が書かれた袋に
自分の名前のスティックを入れていきます。




大人目線で考えると意外な結果・・・
「つかれている」の袋にダントツで1番多くスティックが
入りました。
理由を聞いてみると「金曜だから1週間の疲れだと思う」
「体育があったから疲れている」などちゃんとした
理由を発言してくれました。
一見、元気で楽しそうなこどもたちですが、実は
疲れている子が多いということを発見!
感情は言葉にしないとわからないということが
証明された気がしました。

後半は「わたしはこんな気持ちです」というテーマで
パペット劇を行いました。
A:ねーねー、その遊びに入れてー。
B:ダメ。今は入れられない。
A:なんでー?一緒に遊びたいのにー。
B:だって、入れたってできないと思うし、今からは入れないよ。
A:・・・・・。
という内容の劇を見てもらい、Aさんの気持ちを考えて
もらうと「かわいそう」「Bさんいじわる」といった
意見がでました。
そこで、どう会話ができたらいいのか?を
実際にパペットを使って演じてもらいました。

B:じゃあさー、何分待ったらいれてもらえる?
と聞いてみたり、
A:これが終わるまで待っててくれれば入れてあげるよ
と言い方を変えてみたりと
様々な会話が生まれました。
そして、どれも相手を気遣った優しい会話でした。


「感情を知る」は大人でも難しく感じることが
あります。
黙っていると伝わらないことがある、だから会話って
大事なんだということに気づかされるプログラムでした。