ライフスキル「自分の感情を知ろう!」

ライフスキル「自分の感情を知ろう!」

今日はライフスキルのプログラムを行いました。
今回のライフスキルから、ピースフルスクールプログラムを取り入れた内容を回を重ねて行なっていきます。ピ-スフルスクールプログラムとは、民主的な社会の実現に向けて、こどもたちが自立(主体性)と共生の力を身につけることを目的としたプログラムです。現在、開発国のオランダで、幼稚園・小学校約1,000校で取り組まれ、こどもたちは、学びと実践を繰り返して力を身につけていきます。


今回のテーマは【自分の感情を知る】
嘘をついたりごまかしたりせず、一人一人が素直にのびのびと生活するために、感情表現について考えます。様々な感情があること、感情を表す言葉があること、自分の感情を他の人に伝えられることを学びました。




ピースフルスクールプログラムは、全員がお互いの顔を見えるように円になって、「サークル対話」の形に座って行います。サークル対話のおやくそくは、人の話を遮らない、発言するときは手を挙げて、相手の意見を否定しないこと。それぞれの意見に正解や間違いは無く、十人十色な考え方や意見で自由に発言することを大切にしています。

まずは、顔の表情だけで相手がどんなことを感じているのか、感情を読み取る練習。実際に先生が楽しい顔、悲しい顔を表現して、どんな気持ちか考えてもらいました。こどもたちは楽しい!悲しい。だけではなく、「テストで100点取れたから嬉しい!」「今日のご飯はお肉で嬉しい!」「走りすぎて疲れてしまった」など、感情の理由を想像し、文章にして考えることが出来ました。


次に2人ペアを作り、今日はどんな1日だったのか、自分の感情と向き合います。「今日来ている洋服が仲のいいお友達とお揃いで嬉しかった」「今日の時間割に体育があって楽しかった」「昼休みに遊び過ぎてとても疲れている」と、自分の気持ちを言葉にしていました。
「人に話すことで、自分の感情に気づいた!」という子がいたり、「見た目とは違って、話を聞いてみると疲れている子がいた。」とこどもたち同士で気づきもあったようです。

1つの感情でも、たくさんの感情表現の言葉や表現の仕方があること、相手の気持ちを知ることと、自分の気持ちを周りの人に伝えることも大事だとこどもたちは再度認識する時間になりました。

今回学んだ感情表現を忘れずに、自分は、友達は、今どんな感情かな?とこれからも考えて、「感情」に向き合って欲しいと思います。