サバイバル「インターネットなどのトラブルに気を付けよう!」
本日のサバイバルは「インターネットのトラブルに気をつけよう」というテーマにこどもたちは学んでいきました。
インターネット上でのID交換や写真、個人情報を安易に提供することの危険性を知り、みんなで考えます。
サバイバルの題名を見て、「学校でやった!」との声がちらほらと聞こえました。そのため今日はおさらいという意味も含めて行うことに。
平成29年度の全国調査結果では、9歳以下の約56%の子が携帯電話や携帯ゲーム機を持っているということを伝えると驚きの声が上がりました。
携帯ゲーム機はインターネットに接続することができるため、こどもの気づかないうちに様々なトラブルや犯罪に巻き込まれる可能性があります。
こどもたちに電話やゲームを持っているかどうかを聞いてみると、ほとんどの子が「持っている」と答えました。
本題に入る前にクイズとして、ゲーム機はインターネットに接続できるかみんなに聞きました。
もちろんみんな「出来る」と答えます。
ある女の子は「インターネットって何?」とその言葉もわからないと言いました。
すると3年生の男の子が「それは何かを調べるときによく使っていて、インターネットで調べているんだよ。」と優しく教えると1年生の女の子も理解した様子。
すると3年生の男の子が「それは何かを調べるときによく使っていて、インターネットで調べているんだよ。」と優しく教えると1年生の女の子も理解した様子。
ゲーム機はインターネットを介して、知らない人とつながり犯罪に巻き込まれたりと怖い思いをすることがあると前置きをしたあとに、携帯ゲーム機によるトラブルの事例について動画を見ました。
映像では、主人公の小学生の女の子、けいこさんは携帯ゲーム機のすれ違い通信で繋がった「カタツムリさん(小6女子)」から友達になろうというメッセージが入ります。
そこで小6女子なら友達になってもいいと判断したけいこさんはIDを登録してしまいます。
その後、写真を送ってとか、青い屋根のお家に住んでいるのね、など少し気味悪いやり取りが続きます。
ある日、「けいこちゃんかわいいから友達もかわいいんだろうから友達の写真も送って」とメッセージが入ります。
しかし、それに関しては「できない」と断りを入れたけいこさん。
それで怒ったカタツムリさんはその後、メッセージを送ってこなくなりました。
安心したのも束の間、ゲーム内の掲示板でけいこさんの写真を勝手に悪魔に変えるというイタズラ。さらに本名まで書かれたポスターが公開されてしまいました。
その掲示板への書き込みはクレジットカードを持った大人しかできないことを友達から聞かされ、そこで初めて「カタツムリ」は大人の男性であったことに気づき、怖い思いをする・・・といった内容でした。
少し怖い内容に上級生の男の子は時折目を手で覆ってしまうときもありましたが、真剣に映像を見ていました。
2年生の男の子は、場面場面で感情移入をし、「やっちゃダメだ!」「ダメだぞ~!」「個人情報は危ない、教えちゃダメ!」と主人公に訴えていました。
終わったあとには「怖いと感じたところ」「なぜ怖いと感じたのか」をみんなから聞きました。
怖いと感じたところでは「個人情報を教えたのが怖い」、「掲示物に載せられてしまったのが怖い」と答えてくれました。
なぜ怖いと感じたのかを聞くと、
「見知らぬ人に個人情報を教え、ついに顔写真を送ったことで家まで見つけられてしまったから」
「掲示物に載せられたら一生残るから」と考えてくれました。
次に主人公のけいこさんはなんぜトラブルに巻き込まれてしまったのか聞きました。
「本当にそれをやっていいか大人の人に相談したり、見守られながらやっていなかったから」と答えてくれました。
最後に、インターネットでやり取りする時にはどんなことに気を付けたらいいか、みんなで考えます。
「怪しいと思ったら追放する」
「簡単に信用しない」
と発表してくれました。
3年生の男の子は、今現在熱中しているスプラトゥーンをやる際に、実際に気を付けていることとして、「遊ぶだけで、メールをしたり、怪しいと思った人を信用したりしない」という、きちんとした線引きをしながら遊んでいることを教えてくれました。
ただ「ゲームをやることは全然怖いことではない」「通信機能で知らない人とは簡単に繋がってしまうことをしなければ大丈夫である」など映像のあとに説明はしました。
困ったときやわからないときはすぐに保護者の方や先生に聞くことも伝えましたので、ぜひこどもたちの感想を聞いていただきフォローをお願いいたします。
サバイバルでは自分の身を自ら守る方法を知り、そのために必要なスキルを身につけて欲しいと思い実施しています。こどもたちが今後もたくましく生きる力を身につけていってくれたら嬉しいです。