サバイバル「いのちをたいせつにしよう」

サバイバル「いのちをたいせつにしよう」

9月のサバイバルのテーマは
「命を大切にしよう~自他生命尊重」でした。

このテーマのねらいは
命を軽々しくあたかも再生可能なものとして
捉えることなく、
命あるものを慈しみ敬い、尊ぶ人間性を育む
というものした。

「ヒキガエルとロバ」という物語の読み聞かせを
通して「命」について考えました。
この物語は
ヒキガエルが人間のこどもに傷つけられ弱っているところを
やせ細った年寄りでロバが傷ついているヒキガエルを
見つけて、ムチで叩かれながらも助ける物語です。
        
とても残酷で
とても痛々しくて・・・でも
とても心の温まる物語にこどもたちは見入って、
そして様々なことを感じました。



物語を見たあと、こどもたち1人ずつ
「みんなが1つずつ持っている命について」
考えました。そして発表をしました。

「生きているというのは幸せなことだと思う。
 牛や豚の命をいただいて生きているわけだから幸せ。」
「人間はいずれは死ぬわけだからできることはやるべき。
 仲間を作っていくべき。」
「自分が小さい虫とかで踏みつぶされたりしたら嫌だなって
 思うから、そういう虫のことも考えていきたい。」         

など心温まる話がたくさんでてきました。



物語の最後、ヒキガエルをいじめていた人間のこどもは心が優しく勇気のあるロバにヒキガエルが助けられていたところを見て立ちすくみます。

どんな生き物にも命がある。そして私たち人間は
様々な生き物に助けられて生きている。
だから懸命に生きるべきであることを考えさせられる
サバイバルでした。