館山1週間キャンプ

館山1週間キャンプ

CFAKidsで2回目の開催となる館山での1週間キャンプ。
大きな大きなリュックを背負って、今年は12人のこどもたちが期待と不安を胸に館山へと旅立ちました。



1週間キャンプは、ただ旅行に行ったり遊びに行ったりするだけでは味わえない、地元の人たちとの交流やホームステイ、仲間との共同生活体験をするプログラムです。




初日は、安房神社で参拝した後、海辺で宝貝探しに挑戦です!
宝貝の図鑑を見ながら貴重な宝貝を探そうとあっちへ行ったりこっちへ行ったり。
頑張って探した甲斐があってか、“アジロダカラ”など少し珍しい宝貝をいくつか発見しました!
レアな貝の発見も嬉しいものですが、キレイな色の貝や形が面白い貝、誰よりも大きな貝など思い思いに自分だけの特別な貝を見つけていました。



夜は次の日に出かける館山市内観光の作戦会議です。
行きたい場所を相談しながらバスの時間や料金を計算します。
「多数決で決めたら可哀想だから、ちゃんと理由を言って話し合おう!」とこども達から意見が上がり、自分の行きたいところの魅力を伝えたり、考えられるリスクを上げたりして楽しく相談し合っていました。



さぁ、ぐっすり眠ったらチームに分かれて館山市内観光に出発です!!
途中で使うお金の入ったお財布も、バスの時間をみるタイムキーパーもこども達が担当します。
昨夜の作戦会議の結果、1チームは地下壕やお城などを見て回る弾丸ツアーへ。もう1チームはもっと珍しい宝貝を見つけたい!と沖ノ島まで行き、ゆっくり貝殻拾いや生き物探しをすることになりました。

1時間に1本しか来ないバスにヒヤヒヤしたり、お昼ご飯を食べるためにお財布と相談しながら何を注文するか計算したり、道を尋ねたり、、、、
市内観光をして見て来たことももちろん思い出に残りますが、自分たちで選んで、決めて、体験してきたことこそがこどもたちの一番の思い出ではないでしょうか。


「顔ぐらいある大きなオムライスを食べたんだよ」
「バスに乗り遅れちゃったんだ」
「こっちは海の家でご飯を食べたよ」
「お土産にゼリーを買ったんだ」


などなど帰って来てからもいつまでも話がつきませんでした。
そして、館山といえば海ですね!
キャンプ中、他にも海水浴に出かけたり、ウミホタルを見に行ったり。
館山にはCFAKidsのお米を作っている田んぼもあるので、
朝と夕方1日2回田んぼの見回りに行ったりもしました。

1週間キャンプでは食材が用意してあったり、ご飯を作ってもらったり、掃除・洗濯物のお世話をしてくれる人がいたりするわけではありません。

全部みんなで協力して自分たちで行います。




買い物に行った先で、こども達にお味噌汁の具材を2つずつ選んで来てもらいました。


・1日目はお豆腐とオクラ。
・2日目はお豆腐としめじ。
・3日目はお豆腐とワカメ。


なんでお豆腐ばかりを選ぶのか聞くと「お豆腐は安いし、美味しいし、最高!」とニッコリ笑顔で答えてくれました。
キャンプの後半は、館山在住の方々のお家に泊めていただくホームステイです。
家族と対面するまでは、どんな人が迎えに来てくれるのか、楽しみな気持ちと不安もちょっぴり。
2日間を自分たちだけで過ごします。

お泊まりした翌日にみんなで集まると

「たくさん虫を捕まえたよ」
「猫がいっぱいいた!」
「テントで泊まらせてもらったんだ」
「うり坊を見た」

などなどそれぞれの家庭での出来事をたくさん教えてくれました。

温かく迎え入れてくれた家族の皆さんをお招きして、お世話になった感謝の気持ちを伝える『ありがとう会』を行いました。
今回はホームステイでもご協力いただいているお家の一つをお借りして、BBQとキャンプファイヤーをさせていただくことになりました。

まずはどんな会にしようか、またまた作戦会議です!
CFAKidsのサマーキャンプでも歌ったキャンプソング “燃えろよ燃えろ”をはじめに歌い 、ゲームは“船長さんが言いました”、そして“ビンゴ”をすることに決まりました。

あいにく、当日は強風でキャンプファイヤーはできませんでしたが、自分たちで準備した歌やゲームを一緒にして過ごしました。



プログラムも楽しいですが長い時間館山で過ごすと
まったり、ゆったり、のびのびと
自分たちなりの時間を過ごせることも醍醐味の一つです。
バッタを捕まえようと必死になったり



のんびり海を眺めたり






時にはゴロンと寝転んでみたり



そんなキャンプもあっという間に最終日です。
旅の締めくくりに、昨年もお世話になった神余小学校のプール開放にお邪魔させてもらいました。
キャンプ初日から「神余小学校のプールに入りたい!」と言っていた子も多く、冷たくて気持ちがいいプールに大満足な様子でした。




「去年も来てたね」と神余小学校の生徒さんが私たちの顔を覚えていてくれ、声をかけて来てくれました。久しぶりの再会に、一緒にプールで水遊びが始まります。
「今年6年生だから、来年はもう会えないね」と残念がる声に「いや、来年もプールに来ます!」力強く再会を約束してくれました。
楽しかった時間ももうお終いです。
大きな荷物を背負ってまた東京へ。帰りのバスはぐっすり夢の中でした。

「来年も一週間キャンプに来たい!」「また来年も会おうね」など、あちらこちらでそんな言葉が飛び交う締めくくられた一週間でした。