グループワーク「失敗を楽しもう」

グループワーク「失敗を楽しもう」

10月27日(金)のグループワークでは、2つのゲームを通して「失敗を楽しもう」というテーマについて学びました。


まずは「ジップ・ザップ」というゲーム。
鬼役である「ジップ星人」を1人決めます。
ジップ星人は「ジップ!」と言いながら光線を放つことができます。

また、ジップ光線を防ぐためには、狙われた人はすぐさま頭を隠し、両隣の人から「ザップ!」と手をかざしてもらってバリアを張ってもらう必要があります。

それにうまく反応ができず当たってしまった人や間違えてバリアを張ってしまった人は、新たにジップ星人へと変身してしまいます。


千住校では、こどもたちが掛け声を決めて大盛り上がり。
ジップ星人になってしまったからといって、ゲームそのものが楽しくなくなるわけではないということを、体感的に学んだこどもたちでした。

次に、「進化ジャンケン」に挑戦。
最初は卵の状態ですが、ジャンケンに勝つたびに進化し、最終形態まで到達したらゴールとなります。
4段階の進化の過程をこどもたちと考え、千住校では、卵→ひよこ→ニワトリ→恐竜という進化をたどることに。

いざ、ジャンケン開始!
しっかりと、それぞれの進化過程のポーズをしながら、ジャンケンをする相手を探し回るこどもたち。

早々と恐竜になれたこどもたちは、勝利の喜びを味わいつつも、ゴールしてしまったためゲームには参加することができません。
どこかゲームから離脱してしまった虚しさを感じている様子のこどもたちでした。

一方で、なかなか進化できないこどもたちは、ジャンケンに勝てないもどかしさを感じつつも、長くゲームを楽しむことができるという仕組みになっています。


今日行ったゲームは、勝敗に一喜一憂するだけではなく、こどもたちが少しずつ
「あれ、案外勝ち負けでは測れないものがあるみたいだぞ?」
「どうやったら、ゲームそのものを楽しむことができるかな?」と考えるきっかけになるものです。

グループワークを通して、また日常の生活のなかでも、一歩深い楽しみや喜びを味わうことができるようになっていけばと思います。