みんなの仲間もぐくん(カブトムシ)

みんなの仲間もぐくん(カブトムシ)

千住校では、昨年度からカブトムシを飼育していました。名前はもぐくんです。

こどもたちはカブトムシの飼育方法を図鑑を使って一生懸命調べて育てていました。
昨年度は幼虫でしたが、5月頃に成虫に成長し、こどもたちは大喜びです。

成虫になり2ヶ月ほど経った頃、もぐくんの元気がない様子でした。
食事のゼリーや登り木を新しいのと交換しましたが、中々動きません。
1日様子を見る事になり、、、、次の日
もぐくんが完全に動かなくなりました。こども達は一生懸命育ててきたもぐくんが死んでしまい、とても悲しそうな様子でした。
死んでしまったもぐくんをどうしたらよいか、こども達で話し合った結果、
「公園にお墓をつくってあげよう」と決めました。
みんな公園のどの場所がいいか、どのように埋めたらいいか、公園中を歩き回り、スコップを使って一生懸命穴を掘りました。


もぐくんが天国でも元気に過ごせるように、みんなお供え物を探していました。
男の子はもぐくんが食事で困らないように、アリの巣の近くに行き、アリからお砂糖を分けてもらい、女の子はお花を摘み、花束にしていました。
お墓が完成した後は、もぐくんに手を合わせて「今までありがとう」と感謝の気持ちを伝えていました。
「死」から目をそらすのではなく、自分たちなりにきちんと「死」について考えることできました。
今回の経験を忘れずに、これからも命の大切さを感じてほしいと思いました。