1月テーマワーク「身の回りの宇宙」
今回のテーマワークは『身の回りの宇宙』をテーマに、宇宙開発が元でみんなの身近なところにも役に立っているものについて学びました。
テーマワークのスタートは宇宙クイズからです!今日の問題は“宇宙でボールペンは使えるのか?使えないのか?”です。
「宇宙だと紙が浮いちゃうから書けないよ!」「宇宙でもボールペンは使えるでしょ!」など様々な意見が出たところで答え合わせです。
答えは、、、宇宙で普通のボールペンは使えない!!です。
理由は無重力の中だとインクが下に降りてこないからです。現在、宇宙でも使えるスペースペンが開発され実際に宇宙空間で使用されていると知り、みんな驚きの表情☆こどもたちからは「値段はいくらするの?」「ロシアでも使える?」と、興味津々な様子でした。
まずは、実際に行われている宇宙開発についての説明です。初めは“低反発素材”についてのお話しをしました。低反発素材は宇宙飛行士の体にかかる重力や衝撃から守るために開発された素材です。では、身の回りではどのように変化して役に立っているのでしょうか?
身近なところだとマットレスや枕、ランドセルの背中の部分に使われていることがあります。みんながいつも使うランドセルにも低反発素材が使われていることを知り、宇宙との距離が少し近づいたようです。
他にも、畳んだアンテナを元の形に戻す時に使われた“形状記憶合金”が歯列矯正や眼鏡のフレームに使われていることや、GPS(全地球測位システム)がカーナビゲーションやわたり鳥に関係があることなどを知りました。
宇宙と地球には違いがたくさんあるように感じましたが、実は身近なところでみんなの役に立っているものがたくさんあることを知り、今まで以上に宇宙を近くに感じることが出来たようでした☆
テーマワークの最後に振り返りとして、宇宙に関係があるものをみんなの身近で役立てるなら何に変えることが出来るか?ワークシートを使用して考えました。“宇宙に関係あるもの”ということで、今回は『宇宙服』から何か役に立てるものはないか話し合ってもらいました。
1年生には少し難しい内容かと思いましたが、宇宙服の一部であるヘルメットの部分を使いロケットの開発を考えたり、温度を一定に保つことができる性質を利用して寒い所でも暖かく着ることが出来る洋服などを考えていました。
宇宙で使っているものや、宇宙の為に研究されていたことが私たちの身近な所でも役に立っているものがたくさんあることを知りました。考え方ひとつで何にでも変化したり、工夫することで何かの役に立つことを考えるきっかけになります。今、必要ないと思っていることでもいつかどこかで必要となる時が来るかもしれないのでこれからも色々なことに挑戦してたくさんのことを吸収して欲しいと思います☆