コミュニケーションワーク「受け取り方・伝え方を考える」

コミュニケーションワーク「受け取り方・伝え方を考える」

今日のコミュニケーションワークの狙いは
「相手の受け取り方、考え方が自分と異なることがあることに気づくこと」と、
それをもとに
「相手に正確に伝えるためにはどう伝えたらいいか考えること」です。


まずはじめに行なったゲームは“船長さんが言いました”。
このゲームは「船長さんが言いました。○○をしてください」と言う
船長さんからの指示の場合のみ、その行動をするというものです。
「◇◇先生が言いました。○○してください」や
「○○してください」だけの場合はその行動はしない、というルールです。

ときどき指示の言葉につられている子もいましたが、
慣れてくるとみんなそろって

船長さんからの指示で片足をあげたり、手を広げたりできました。


次のゲームは“流れ星”です。
まず「星」、「家」、「雲」、「りんご」、「月」などの言葉だけを聞いて
紙に自由にその絵を描きます。
そして、お互いの絵を見て、それぞれの描く絵が異なり
言葉の少ない説明だと同じ認識ができないことに気づくことができたらいいな、というゲームです
実際に描き始めるととても集中して取り組んでいました。

一つ一つを並べて描く子、絵のように描く子、表のように線を書き、
その枠の中に一つの言葉について3種類ずつ絵を描いている子もいました。

それぞれ描き終わったあと、円になってお互いの絵を披露しました。

すると「ぜんぜんちがーう」、「そうやって描いたんだ!」など発見が。
なぜこんなにも違いが出たのか聞いてみると
2年生の女の子から「想像のしかたがちがうから」や
「脳みそがちがうから」との言葉がありました。
言葉が少ないとお互いの認識が
こんなにも異なることを実感できたようでした。

そしてこれら2つのゲームの集大成として“ナイフとスプーン”をしました。
このゲームは、出されたお題に対して体を使って表現をするもの。
ペアやグループを作り、相談しながら自由に考えます。
まず練習に「フォークとスプーン」というお題を体で表現しました。
その後、どんどんレベルを上げていきます。
「りんご」や

ひらがなの「か」、

「船」などいろいろなものを表現しました。

そして最後に全員で作る「扇風機」というお題が出ました。
初めはうまく意見がまとまらなかったり、伝わらなかったりしていました。
そこで一度、なぜできないか話し合うことに。

「ちゃんとどうやって作るか話し合っていなかった」や
「伝えられていなかった」と意見があり、
考えていた完成形が異なっていたことに気づきました。


もう一度ジェスチャーを使いながらみんなで確認をし、
最後にトライしました。



扇風機の完成!!!みんな達成感を感じていたようです。



今日のコミュニケーションワークでは
2年生のリーダーシップも見れ、受け取り方・伝え方について
たくさんの気づきや人の考え方の違いを実感できた
コミュニケーションワークになったと思います。


明日からの生活で今日感じたことを意識できたらいいですね。