テーマワーク「宇宙の考え方(宇宙観)について知ろう」

テーマワーク「宇宙の考え方(宇宙観)について知ろう」

最初に、
「地球はどこにありますか?」
「宇宙はどんなところですか?」とこどもに聞いてみました。
「地球は、ここにある!」と自分の座っている場所の下を指さす子。
「地球は、銀河系の中の太陽系の中にあるよ」と本を調べて学んだ知識を発表する子。
「空気がなくて音がしないと思う・・・」と自分の想像したことを教えてくれる子。
こどもの宇宙に関するイメージや知識は一人一人異なります。


そこで、
本日のテーマワークでは、
「宇宙の考え方(宇宙観)」について学ぶことにしました。


最初に宇宙クイズです。
「古代インドの人は宇宙がどうなっていると思っていたのでしょうか?」
という質問の答えを次の三つの中から選びました。
①宇宙はないと思っていた!(空が天井だと言っていた)
②四角い形だと思っていた!
③象が持ち上げていると思っていた!
こどもの意見は②と③に分かれましたが、
正解は③の「象が持ち上げていると思っていた」でした。
古代インドの人は「世界は巨大な三頭の象に持ち上げられている」と考えていたのですね。
その他にも古代エジプト人や北ヨーロッパでの宇宙の考え方に
ついて絵を見て確かめ、
太陽暦や太陰暦についても簡単に理解しました。

その後、
「宇宙の中心は地球であり、止まっている」という天動説が生まれ、
人々は長い間天動説を信じていました。
ここで宇宙を研究した一人の科学者の写真を紹介したところ、
「ガリレオじゃないかな・・・」といきなり名前あてる子もいました。
ガリレオ・ガリレイは「地球の周りをまわっている」という地動説を唱え、
変なことを言っていると裁判にかけられて有罪になってしまいましたが、
「それでも地球は回っている」と有名な言葉を残したことを伝えました。
こどもたちは、
正しいことを言っても信じてもらえなかったガリレオの話を真剣に聞くとともに、
様々な研究や現代の科学によって、
宇宙の謎が明らかになってきたことを理解しました。

最後に「宇宙のはじまり」について、
「ビッグバン」や「星の誕生」の動画を見てイメージを膨らませ、
ワークシートに「自分が大人になった頃の宇宙の考え方」についてまとめました。
「太陽系じゃなくなる。」
「丸っぽい。」
「無限だと思う。」
宇宙同様、
こどもの力と可能性も無限に広がっていると思います。